大学を休学してワーホリに行くと、就活にデメリットになるのかな?
就活から逃げていると見られちゃうの?
学生のうちに海外に挑戦したいけど、帰国後の就活も不安で踏み出せない。
私は休学してワーホリに行って、就活ではむしろプラスになったと思う!
休学で何をしていたかは必ず聞かれるので、しっかりと説明できればOK
私は大学3年が終わった直後、休学を決意してワーホリに行きました。
その時、周りからは「大企業はもう無理だね」「レールから外れるんだね」「就活から逃げるんだね」なんてさんざん言われました。
確かに、ワーホリのイメージは一部の人たちには良くないと感じられることも。
私の友達の中にも、ワーホリに行きたいと思いつつ、「行ったら就職先が見つからないかもしれない」「オリンピック前に就活を済ませた方が安心」という理由から休学を選ばない人もいました。
でも、長い人生を考えた時、1年間のワーホリ経験が今後の人生にマイナスになることなんて考えられません。
むしろ、若いうちにしかできない貴重な経験を、たくさん積むべきだと感じています。
この記事では、私の経験をもとに休学してワーホリに挑戦するメリットやデメリット、そしてワーホリ経験を就活に活かす方法をお伝えします。
大学生が休学してワーホリに行くのは就活に不利?
ワーホリの経験次第で、就活に有利にも不利にも働く
たしかに、一部企業や面接官は、休学してワーホリしていたことに対して、マイナスな印象を持たれましたし、馬鹿にするような発言をされたこともあります。
でも、ほとんどの企業ではワーホリ自体が就活に影響を与えている印象はなく、むしろ私の場合はプラスに働いたと感じています。
私がワーホリの経験は就活で有利だった理由
私は日本にいた頃、特に部活などに所属しているわけではなく、語学留学経験があるくらい。
大学3年目の秋、いくつかインターンに参加しようとしたけど、選考はほとんど通りませんでした。
ガクチカが弱く、学生時代に何をしていたのか、自分自身でさえ「何もしていない」と感じる日々。
そんな中、休学を決意し、ワーホリに。
エージェントの力を借りず、住居探しから職探しまで、全てを1人で行いました。
特に職探しでは、ローカルのジョブに挑戦したくて、約300軒の飲食店を直接訪れ、最終的にはローカルカフェでの仕事をゲットしました。
このエピソードはたくさんエントリーシートを見ている人事ですら、誰とも被らないし、珍しいんじゃないかと思います。
私はワーホリで得たこの経験が、就活において大きな武器となったと確信しています。
休学を通して、たくさんのエピソードができ、大手企業からも内定をもらえたのは、ワーホリの経験があったからこそだと思っています。
就活からワーホリに逃げるのはアリ?
アリ!
ワーホリは社会人になるとなかなか行けないですし、最後の自由な時間としてワーホリに行くのは良いと思います。
日本では、ストレートで卒業することが良しとされていますが、ヨーロッパなどの国では、高校卒業後や大学在住中に数年休暇を取り、長期で海外に行く人も。
就活でガクチカが上手く話せない場合は、特にネタ作りとして、一旦ワーホリに逃げてみることも一つの手。
今は海外留学が主流になってきており、休学に対する企業からのネガなイメージも減りつつあるので、いっそのこと就活を忘れてワーホリに行くのも良いですよね。
休学ワーホリのメリット
新卒カードが使える
やっぱり、日本の新卒カードは最強。
休学して何かに挑戦しても、まだ新卒の特権、新卒カードは使えるのがメリット。
日本の企業は新卒の採用をかなり重視しているから、ワーホリでの経験をプラスに変えて、新卒としてしっかりとアピールするのが今後のキャリアのためにもおすすめ!
ガクチカのネタになる
ワーホリの経験は、ガクチカの大きなアピールポイントに。
ワーホリで得た経験は、面接やエントリーシートでの強みとして挙げられることが多いですよね。
異文化との交流や、そこでの経験は、企業が求める「グローバル人材」として評価されることが多いです。
ガクチカの内容として、部活やサークル活動をしていた人はその経験を活かして書きやすいですが、普通に大学生活を過ごしていた人は「具体的に何をアピールすればいいの?」と悩むことが多いのではないでしょうか?
バイト経験だとほとんどの学生がしているので、それだけでは差別化が難しいことも。
また、留学も今や多くの学生が経験しているので、留学だけでは大きなインパクトを与えるのは難しいかもしれません。
そして、企業が学生に求めるのは、単に英語力だけではありません。
チャレンジ精神や粘り強さ、諦めない心、そしてコミュニケーション能力など、様々な人間力が評価されます。
ワーホリの経験は、これらの能力をアピールできる絶好のチャンス。
ワーホリに行っただけではなく、「ワーホリで何をしたか」をしっかりとアピールできれば、他の学生との差別化も図れます!
就職前に視野を広げることができる
日本の企業に就職してみて感じることの一つは、やはり多くの人の視野が狭いということ。これは日系企業あるあるかもしれませんね。
だからこそ、学生時代にグローバル環境に身を置けたことは視野を広げることにもつながったと思います!
海外の人との生活を通して、日本のパスポートの凄さ、先進国の外国人だけがワーホリビザが与えられている現状、それに対して途上国の現実…。日本では考えられないようなことを日々学びました。
でも、海外で働く中で、日本の素晴らしさも再認識しました。日本の清潔さ、治安の良さ、サービスの質。そして、働く上での「コストパフォーマンス・タイムパフォーマンス」の追求。
日本人は本当に効率を重視するんだな、と外から日本を見るきっかけにも。
一方、私が働いていたカフェでは、スタッフが多すぎる、商品の欠品…。結果、そのカフェは経営難となり、閉店という結末を迎えました。
もし日本のようなきっちりとしたマネジメントがあったら、もしかしたら違った結果になっていたのかもしれません。それも含めて海外経験ですよね。
海外での日常は、驚きやイライラの連続でしたが、ワーホリ経験が私の視野を広げる大きなキッカケとなったことは間違いありません。
社会人ではできない経験ができる
大学生の強みは、時間がたくさんあること。
社会人になると、なかなか海外生活を楽しむことは難しいですよね。勤務地を自由に選べない、長期休暇も取りにくい…。
しかし、大学生なら、休学を利用して1年間の自由な時間を手に入れることができるんです!
この1年間、どう過ごすかはあなた次第。
私の場合、ワーホリで海外のローカルカフェでの仕事、ワーホリ終了後は、ファームステイ、海外ボランティア活動など、社会人になってからでは、難しい経験をたくさんしてきました。
よく、大学生活は「人生最後の夏休み」と言われますが、休学をすることで、それが「さらに自由な夏休み」に変わるのです。
皆さんも、やり残したことや挑戦したいことはないか、一度考えてみてはいかがでしょうか?
ワーホリだけでなく、休学を利用して新しい経験をすることを、心からお勧めします!
費用が安い
海外経験をする方法はたくさんありますが、ワーホリの最大のメリットは「費用を抑えて海外経験ができること」。
留学だと、エージェントや語学学校の費用がかかり、アルバイトだけの貯金での渡航は難しいことも。
私自身、ハワイでの語学留学経験がありますが、費用的には圧倒的にワーホリの方が安かった。
私は、総額50万円程度の貯金でワーホリに挑戦しました。
日本でのアルバイトを頑張って、貯金しました。この金額はバイト代で十分に貯められます。
ワーホリの魅力は、現地でのアルバイトが可能な点。初期費用と最初の1ヶ月分の生活費さえあれば、その後の生活は現地での収入でカバーできます。
「お金がないから海外には行けない」なんてことはないのです。
また、ワーホリはエージェントを使わない場合、航空券からビザ取得、宿探しまで全て自己手配が必要。
確かに大変で、不安もありますが、それを乗り越えたときの達成感や自信はすごい。
留学は、お金を払っている分、お客さんとして接してくれますが、ワーホリはまさに「サバイバル」。
でもこのサバイバル経験でさえワーホリの魅力だと思います。
休学ワーホリのデメリット
卒業が1年遅れる
多くの学生が、この1年の遅れを気にしてワーホリを躊躇することがあります。
もちろん、卒業が1年遅れることで、友人たちとの卒業時期がずれることや、新卒採用のタイミングに影響が出ることも。
特に帰国後は、ゼミを一個下と受けないといけないから気まずかったり、卒業式に友達と写真が取れなかったり、と寂しい思いもします。
ワーホリそのものが成功するかは自分次第
ワーホリの特徴は、ワーホリ自体がどうなるかが自分の手にかかっていること。
留学とは違って、自分で環境を作り出す力が求められます。だから、行動することがキーとなります。
たとえば、現地での仕事を探すなら、積極的に動かないとチャンスは逃してしまいます。
英語をもっと上手くなりたいなら、英語を使う場を自分で見つけることが大切。
新しい友達を作りたいなら、自分からコミュニケーションをとることが必要。
日本では、待っているだけで成り行きに任せて色んなことが進むことも多いですが、ワーホリでは自分からアクションを起こさないと、思い描いた経験は手に入らないかもしれません。
ワーホリが就活に不利になることもある
ワーホリは「ホリデー」、つまり休暇の意味合いもあるで、経験内容が薄ければ「1年間海外で楽しんできただけの人」と見られるリスクも。
だから、ワーホリの経験だけを持って、面接を乗り越えるのはなかなか難しいのが現実です。
ワーホリはただの休暇ではなく、しっかりと色んなこと吸収しましたと胸を張って言えることが大切。そうすれば、面接でも差をつけることができるはずですよ!
休学ワーホリを成功させて就活につなげる方法
英語力はマスト
出発前もワーホリ中も、英語力を伸ばす努力は継続した方がいいです。
企業にとって、海外経験=英語力・グローバル環境での適応力。
それらをワーホリで強めることができたということは、就活の際にマストで求められます。
英語力を伸ばすためには、グローバルな環境に身を置き続けることが大切です。
誰でもできる方法として、外国人とシェアハウスするという方法があります。
シェアハウスを日本のサイトから探すのではなく、他の外国人も使っているサイトから探すことで、外国人との生活を送ることができます。
いやでも英語を話す必要があるので、日常生活でも英語を使う環境を整えることができるんです。
企業が英語力を測る指針はTOEICがほとんど。
個人的には、TOEICの点数で実用的な英会話能力を測れないと思いますが、就職するためにはTOEICの点数は高い方が評価されやすい。
ワーホリを通した英語力をアピールするためにもTOEICの勉強をおすすめします!
日本でしていない経験をする
やっぱり、わざわざワーホリに行っているのだから、日本ではできない経験をした方が、就活にも人生にも良い。
私の場合は、なんとしてでもグローバル環境で働きたかったので、とにかくローカルジョブを探しました。
仕事のおかげでかなり英語力は伸ばせましたし、海外で英語を使って働くという経験もできました。
ボランティアやインターンなど、日本でできない環境で何かをすることはそこまで難しくないと思います。
それ自体が価値になるし、ガクチカのネタにもなるので、積極的に新しい経験をしてみることをおすすめします。
帰国後のビジョンを持っておく
帰国後、大まかに何をしたいかを常に考えて行動することが大切。
どういった業界や企業で働きたいというビジョンがあれば、その業界や企業が求めている人材像を調べておくことが大切です。
その人材像にあっているとアピールできるような経験をワーホリ中に積んでおくことで、ガクチカの対策にも。
また、ビジョンを考えることで、ワーホリで何をすべきかも明確になってくるので、ワーホリ中、何もしない・日本と同じような生活を送るということにはならないでしょう。
まとめ:ワーホリの経験を就活でプラスにすることは可能
この記事を通して、私のワーホリ経験や、その後の就活での取り組み、そしてワーホリを休学として選ぶメリットやデメリットについてお伝えしました。
私自身、大学3年の終わりにワーホリ休学をしました。その時は、確かに周囲からは心配の声や疑問の声が。でも、実際にワーホリを経験してみると、就活においてもその経験は大きな武器となりました。休学中に何していたかについては、面接などで必ずと言っていいほど質問されますが、その経験をしっかりと伝えることができれば、むしろプラスとして評価されることも多いのです。
私は、若いうちにしか得られない経験を、積極的に手に入れるべきだと感じています。
皆さんも、ワーホリという選択を前にして迷っているなら、私の経験を参考にしていただけると嬉しいです。
コメント