海外生活を想像すると、多くの人が「毎日英語に触れるから、自然と英語力が伸びるだろう」と考えがち。
しかし、実際には「海外いるのに、英語力全然伸びない(>_<)」と感じる人が少なくありません。
私もオーストラリアにワーホリに行っていましたが、数年いても英語がほとんど話せない日本人も割といました。
ワーホリに行っているのに、なぜ英語力が伸びないのか、そしてどうすれば英語を伸ばすことができるのか。
この記事ではワーホリで英語力が伸びない人の共通点と、英語力を上達させる方法を徹底解説します。
ワーホリに行っただけでは英語は伸びない
ワーホリに行っただけで自然と英語が話せるようになるなんてことはまずないと思ってください。
ワーホリは特定の年齢であれば、誰でも取得できるビザ。
英語が得意であろうが、苦手であろうが、ワーホリに行くこと自体には制限はありません。
また、ワーホリは語学留学とは違います。
語学留学は学ぶことを目的としていますが、ワーホリは働きながらの海外生活を楽しむことが目的。
ワーホリで必ずしも「学ぶ」必要はないんです。
そして、カナダやオーストラリアなどのワーホリ主要国には、日本人がたくさん住んでいます。
日本食レストランも多く、日系のコミュニティやシェアハウスも。
これが、英語を学ぶ上での大きな罠となることがあります。
日本人同士で固まって生活することで、英語を使う機会が減りますよね。
特に、日本人だけのシェアハウスに住むと、日常生活の中で英語を話す機会がほとんどなくなってしまうのです。
日本食レストランでのアルバイトなど、日本語のみで仕事ができる環境に身を置くと、さらに英語を使わなくなります。
「ワーホリに行けば、自然と英語がペラペラになる」という考えは、実は大きな誤解なんです。
ワーホリで英語力を伸ばすためには、積極的に英語を使う環境を作る努力が必要。
ワーホリで英語力が伸びない人の特徴
多くの人がワーホリに行くと、自然と英語がペラペラになると思っていますが、実際はそう簡単ではありません。
では、どんな人が英語力が伸び悩むのでしょうか。
ほぼ日本語を使って生活している
ワーホリ先で日本食レストランでのアルバイト、日本人限定のシェアハウスに住む、日本人との交流が楽しくてついつい日本語ばかり使ってしまう…
これらは、英語を使わない生活の典型的な例。
日本語の安心感に甘えてしまうと、英語を使う機会が減り、結果的に英語力が伸びません。
せっかく英語の環境に身を置いているのに、英語のスキルアップのチャンスを逃してしまいます。
働いてばかり
仕事に追われるあまり、英語学習の時間が取れなくなることも。
英語環境での社畜は英語力が上がるのでいいのですが、日本食レストランや日本人が多い職場での社畜は英語力が全く上がりません。
ワーホリの目的が「お金を稼ぐこと」ならそれで問題ないのですが、ワーホリで「英語力を上げたい」場合は良くないですよね。
毎日の忙しさに追われ、仕事と寝ることだけで1日が終わってしまうと、英語を学ぶ時間や英語を使う機会がほぼない状態に…
仕事は生活をする上で大切ですが、ワーホリの目的を忘れず、英語を使う時間をしっかり確保することをオススメします！
日本の義務教育と同じ勉強法をしている
現地での英語学習が日本の学校教育とほぼ同じパターンになっていませんか？
日本での義務教育だけで英語がペラペラになった人を見たことも聞いたこともありません。
中学から高校、6年間英語を勉強してきたはずなのに、なぜか英語が話せない…。
なぜなら、日本の学校は、英語の文章を読むことや書くことを重視しているので、実際のコミュニケーションには使えないから。
ワーホリや海外生活で英語をもっと使いこなしたいなら、新しい学習方法を取り入れることが大切です。
語学学校に行っただけで勉強した気になっている
実は、語学学校の授業だけでは、日常生活での英語力はそんなに伸びていないかもしれません。
1つのクラスには平均的に10人ぐらいの生徒がいるんです。
つまり、1人当たりの英語を話す機会はそんなに多くない。
特に、日本人が多いクラスだと、授業が終わった後もついつい日本語でおしゃべり…。
そうなると、英語の練習の機会がどんどん減ってしまいます。
さらに、語学学校の生徒さんたちは、まだ英語力が十分ではない人たち。
もちろん、英語を話さないよりはずっと良いですが、英語がまだ苦手な人同士が話しているだけでは、英語力の向上には限界が…
英語力を伸ばした先の目標がない
英語力を伸ばして、したいことはありますか？
私の場合は、就活に役に立てたい、今後世界を舞台に仕事をしたかったから。
英語を学ぶ目的が明確でない、または目標が曖昧な人は、学習の途中でモチベーションを失いがち。
例えば、こんな目標を持つだけでも英語力のモチベーションはグッと上がるかもしれません。
・〇〇月までにローカルジョブで働く
・TOIEC 〇〇点取る
・外国人の彼氏彼女を作る
英語を伸ばしたいと思っているなら、何かしらの理由があるはず。
理由をはっきりとさせて、その目標に具体的な数字をつけて（〇〇までに、〇〇点など）、英語を勉強しましょう！
ワーホリで英語力を上達させる方法
ワーホリ前に英語力を高めておく
ワーホリを成功させるための最も大切なステップの一つが、出発前に英語力を高めておくこと。
ワーホリは、日本での英語学習をベースにした上での「実践」が中心となります。
ワーホリ先での生活は、新しい環境や文化に適応するだけでも大変。
そんな中、基本的な英語のコミュニケーションができると、日常生活や仕事探し、友人作りなどが格段にスムーズになります。
ワーホリ前に英語力をつける方法は『ワーホリ前にやっておくべき英語勉強！【効果的な学習方法とNGな勉強法】』をどうぞ。
英語環境を作る
ワーホリで英語を伸ばすための近道は、英語の環境を自分の周りに作ること。
- 外国人の友達を作る
外国人の友達を作ることは、英語力を伸ばすために手っ取り早い方法。
でも、多くの人がこのステップでつまずいてしまいます。
特に、語学学校に通っていると、クラスメイトの中に日本人が多い場合、外国人の友達を作るのが難しかったり。
積極的にミートアップに参加することで、少しずつ外国人の友達の輪を広げられます！ - 日本語を一切使わない意識を持つ
ワーホリで英語を伸ばすためには、日常生活の中で日本語を使わないという強い意識が必要。 - 日本人が少ない環境に住む
ワーホリの目的が「英語力を伸ばす」なら、日本人が少ない環境に住むことをおすすめします。
そうすることで、日常生活の中で英語を使う機会が増え、英語力を伸ばすことができます。 - 英語を毎日聴く
英語を毎日聴くことは、リスニング力を伸ばすために必要。
外国人と話す機会がない時でも、ポッドキャストや英語のラジオ、映画などを利用して、英語を毎日聴く習慣をつけることがおすすめ。
私は、カフェや電車などで周りが英語を話しているのを盗み聞きして、英語のリスニングに役立てていました（笑） - 自分より英語ができる人と過ごす
英語力を伸ばすためには、自分より英語ができる人と話すことが大切。
ただし、ネイティブである必要はありません。
個人的には、「英語」というコミュニケーションツールとして使うなら、色んな国の訛りある英語に慣れておいた方がむしろ良いと思います。
ワーホリで英語を伸ばすためには、自分の意識と努力が大切です。
積極的に英語の環境を自分の周りに作り、日常生活の中で英語を使う機会を増やすことで、ワーホリで英語力を伸ばすことができます！
英語の勉強は継続
英語の勉強は継続することが大切。
英語力が上がるプロセスはこんな感じ。
少しずつ使える英語が増えることで英語力が伸びます！
一気には伸びません。
ワーホリ中の英語勉強方法【英語力をグッと上げる！】
ここからは、実際に私がワーホリ中にしていたオススメの勉強方法をご紹介します。
初心者と中級者向けに分けてご紹介しますので、是非実践してみてください。
英語初心者向け
ここでの英語初心者とは
→どんなトピックでも外国人と英語を上手く話せない人
インプット８割、アウトプット２割
インプットとは
→自主学習のこと。単語や文法などの勉強を指す
アウトプットとは
→英会話のこと。外国人との英語での会話を指す
でもせっかく海外にいるんだから、英語をできるだけ話した方がいいんじゃない？
単語や文法がほとんど頭に入っていない状態での英会話は上達しません。
インプットした単語や文法を、英会話を通して実践することで定着につながります！
必要な英単語と文法は中学レベルでOK。
おすすめは、キクタンと瞬間英作文。
キクタンはとにかく単語量を増やすことにピッタリの教材。
1日ごとに覚える単語がリストアップされているので、毎日1日分(12単語)を覚えて、英会話で使ってみるのがおすすめ。
※キクタンは、色んな種類がありますが、中学レベルの英語だと、Basic4000で十分。
瞬間英作文は、文法と正しい文法でのアウトプットを同時にできる教材。
「日本語を見て、即座に英文を考えること」を繰り返す練習ができます。
これは英会話を伸ばしたい人全員に超おすすめしたい！
文法を勉強しても、すぐに英会話に活かすことは難しいです。
瞬間英作文で文法の使い方を覚えて、1人で練習した後だと、英会話にも活かしやすい！
文法別にページ分けがされているので、1日1ページを繰り返し勉強しましょう。
キクタン同様、使い方を覚えたら、すぐに英会話で使ってみることで定着につながります。
英語中級者向け
ここでの英語中級者とは
→英語でコミュニケーション取れるが、仕事などで時々つまずくこともある
英語の基礎はある程度できるという人には、英語をより実践に近い形で勉強するのがおすすめ。
インプット5割、アウトプット5割
このレベルまでくると、英語をたくさん話すことで英語力UPにもつながります。
ただ、さらに英語の幅を広げたい場合は、インプットも継続することが大切。
おすすめは、発音矯正と海外ドラマ。
発音矯正には、「あいうえおフォニックス」がおすすめ。
フォニックスって聞いたことあるけど、勉強したことがある人は少ないじゃないでしょうか？
私も発音について、勉強したことも気にしたこともなかったですし、英語なんて伝わればオッケーって思ってました（笑）
ただ、バイト中に、「elevenとtwelve」が伝わらず、お会計の時に支障がでてたので、急遽勉強を開始！
あと、「vanilaとchocolate」の発音も難しかったです（笑）
フォニックスの教材を見ながら、YouTubeで発音を聞くのがおすすめ。
YouTubeだけだと、必要なフォニックスを網羅しにくいですし、どこまで勉強したかわかりにくいので、同時並行していくのが良いです！
フォニックスを鍛えることで、ジャパニーズイングリッシュからネイティブの英語に近づくことができます！
次におすすめしたいことが、ひたすら英語を聞くこと。
日本でも海外ドラマを見ている人は多いと思いますが、ワーホリ中も継続しましょう！
英語中級レベルともなると、大体の英語はわかり、ドラマ内でわからない英語のみピックアップすることができるので英語学習に効果的！
私のおすすめは「フルハウス」。
難しい英語も少なく、楽しみながら見れるのがポイント！
まとめ
この記事では、一体なぜワーホリ中に英語力が伸びないのか、そしてどうしたら効果的に英語を伸ばすことができるのかについて書いてきました。
毎日英語に触れることで、自然と英語が上手くなると思っている人も多いですよね。
でも、実際に海外に行ってみると、「え、私だけ英語が伸びてない？」と感じることが…
ワーホリでの経験はなかなかできません。
だからこそ、英語力をしっかりと伸ばして、最高の思い出を作りたいですよね。この記事が皆さんのワーホリ生活の一助となれば嬉しいです！
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